昔昔、それもコンフラックスが発売された当初、こっそりと1つのデッキが開発されていたんだ。どう見ても色と合っていないゆっくりなデッキ…「なやにゃぁや」。自分ですら黒歴史にしたい「崖走りのビヒモス」を前面に出した、ビートダウンとコントロールがハイブリッドされたデッキ。
まずは、レシピからどうぞ。いつもどおりスト大様から引用。

第180回PWCin川崎

6位(5-1) ヤマカワ ヒロアキ 白赤緑ビートダウン「なやにゃぁや」

メイン 60枚

6《平地/Plains》
2《山/Mountain》
2《森/Forest》
4《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine(SA)》
4《苔汁の橋/Mosswort Bridge(LR)》
3《カープルーザンの森/Karplusan Forest(10E)》
2《樹木茂る砦/Wooded Bastion(SH)》

4《運命の大立者/Figure of Destiny(ET)》
4《長毛のソクター/Woolly Thoctar(SA)》
3《崖走りのビヒモス/Cliffrunner Behemoth(CO)》
4《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LR)》
4《茨異種/Thornling(CO)》

4《流刑への道/Path to Exile(CO)》
4《天球儀/Armillary Sphere(CO)》
4《神の怒り/Wrath of God(10E)》
3《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(LR)》
3《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant(SA)》

サイド
4《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg(LR)》
4《忘却の輪/Oblivion Ring(LR)》
3《確実性の欠落/Lapse of Certainty(CO)》
4《軍部政変/Martial Coup(CO)》

19体も生物がいるのに、気にせずラスを撃つ。ビートダウンから放たれるラスは、相手のゲームプランを容易に崩壊させる。そして飛び出すビヒモスに、ラスじゃビクともしない茨異種。

運よく入賞したけど、その後、このデッキが日の目を見ることはなかった。
調べてみると、その一か月後には「びゅーてぃーぐりくしす」で駆け抜けている。
そう、ほっぽり投げたんだw
でも、今見ると手前味噌だけど、よく出来てる。適当にクリーチャー出してチャンプブロック。後にラス。そして、5マナのフィニッシャー。美しいゲームプラン。盤面がパワー10超えてたら、橋起動でダメ押し。

なんで昔話をしているのかって?
ついに、なやにゃぁやが再構築されたんだ!現代によみがえったなやにゃぁや。あの頃の不思議なコンセプトはきれいに引き継いで。
さぁ、レシピをご覧なれ。


「新なやにゃぁや」
メイン

3アジャニ
3ガラク
3エルズペス
1茨異種
3血編み
4ソクター
2石鍛冶
1ビヒモス
1バジリスク
4忘却の輪
3審判の日
2稲妻
4らんぱん
2豊穣の痕跡

4wgミシュラ
4grミシュラ
1wgr
4wrフェッチ
5森
4平地
2山

サイド
4鹿
1ビヒモス
1茨異種
1審判の日
4ティム
1バジリスク
1神秘鍛冶
1アジャニ
1?

マナブーストから繰り出される3ターン目プレインズウォーカー達。ソクターはイイ壁であり、たまに4ターン後にはゲームを終わらせる。そして、この色から繰り出されるラス。相手の心はボキボキに折れる。しかる後に8枚の土地が殴ってゲームを終わらせる!簡単なゲームプランだ。
ちなみに、「血編みエルフ3枚」てのは計算に計算しつくしたバランスなんだ(たんにプレインズウォーカーをあきらめられなかった)。
何にせよ、このもっさり感。もっさもっさしてて大丈夫なのか心配だが、香港FNM3-0まで駆け抜けて物語を始めよう!

round1
VS ジャンド OO

相手先手3ターン目荒廃稲妻の立ち上がり。マナブーストからアジャニで相手の野蛮な地を縛る返し。相手がタップインなどで動きが鈍っている間に、ソクター、エルズペスと畳みかけて、土地も一緒に殴り始めて勝ち。

相手が土地2枚で1ターンストップ。ソクターはきっちり終止される立ち上がり。
その後適度な消耗戦を繰り広げている間にコツコツとミシュラ土地を置いていく。相手のゴブリンや竜を適宜ラスで流したあとに、鹿ハンマーを完成させて勝ち。

round2
VS ジャンド OO

マナブーストからプレインズウォーカーを連打する立ち上がりも、荒廃稲妻や脈動、エルフできっちりさばかれる展開。相手の生物は輪やバジリスク持ちで倒しつつ、ライフも安全圏へ。4枚引いてたミシュラ土地を特攻させて無理矢理ライフを削るプランでいくも、終止やらなんやらで、残り1枚まで減少。相手のライフも火力射程圏まで減少。
相手がギャンコマ出して暴勇した返しに、温存したラスから、最後の土地アタックでとどめ。

強迫でアジャニを落とされるスタート。ソクター、血編み(ソクター付き)の猛攻は、稲妻と脈動で丁寧に捌かれる。ならば、プレインズウォーカーモード!エルズペス&アジャニを展開するも、アジャニはトリナクス、ヒル、エルフの皆様に瞬殺される。
グダグダし始めた頃に茨異種がやってきて、エルズペスで飛んだり跳ねたりして勝ち。

見慣れないデッキだから(LSVデッキも参考にしたけど、生物の数やマナ域に差がいっぱい)、相手の判断ミスは相当なもの。LSVデッキでも、ビートダウンでもない、「ビートもできるけどコントロールもできるよ」なデッキなのです。

round3
VS ボロス同盟 XOO

後手3ターン目ラスしたら、死んでた。
1ターン目、0/1。2ターン目、1/1ヘイスト。3ターン目、オンドゥとか。4ターン目アジャニ。

先手3ターン目アジャニ、ラスでライフとアドバンテージを稼いで、ティム首輪を完成させて勝ち。このコンボすごい。生物を完封できるんだ!

1戦目と同じような回りをされるけど、稲妻やティムでなんとかしのぐ。アジャニとラスでライフと盤面を安定させたら、もうあとはショータイムでして。。。

これは、簡単で、頑丈で、イイ!タイムワープの打ち方や銀弾に疲れし者のオアシス☆だいたいのものが物理的なアドバンテージと精神的なアドバンテージを稼いでくれる。だから、上から順番にキャストしてアタックしていれば勝ててしまう。
お手軽にマジックしたい方はぜひお試しあれ。

コメント

D
2010年2月27日17:51

“なやなゃぁや”なついね。相手のパストゥでマナブースト!

って言ってたの覚えてる。

ロボ猫ふらみー
2010年2月28日0:31

マナブーストは1人でするものじゃないんだ。2人でするから、楽しくて気持ちよくなれるんだよ?

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