昨日はリアル宝石の煌めき会ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
宝石がきれいだと、どの宝石を集めても心が華やぐのがいい。
今回は、宝石の煌めきの意外と知られていない現実をデータをもとに分析と解説を。

原文は下記リンクから興味ある方はご一読を。spendeeの掲示板で、ネット版の制作者さんが投稿しているものです。

https://spendee.mattle.online/lobby/forum/topic/mzXQmzjCBmyC56Dgx/splendor-strategy-data-analysis-part-1
https://spendee.mattle.online/lobby/forum/topic/hGiKKyy5oayGARqSK/splendor-strategy-data-analysis-part-2


分析対象
2人戦6589試合
3人戦542試合
4人戦176試合

いったい何枚カードを取ればいいの?

ゲーム終了時の平均的な獲得枚数
2人戦13.04枚
3人戦11.87枚
4人戦11.07枚


人数が増えれば増えるほど、妨害要素や影響力が減るから、より少ない枚数で15点取って上がれるようになる。早く高得点をとるために必須の2枚取りも2人だと1回か2回できれば御の字だけど、4人戦なら4回程度はできることが多い。

腕前別のデータ
1600点以上(ある程度プレイしてる)…12.14枚(3人戦だと11枚、4人戦だと9枚)
1800点以上(トップ100位以内)…11.75枚(3人戦だと10枚、4人戦だと8枚)
2000点以上(神の域)…9.29枚((3人戦と4人戦のデータはなし)



腕前が上になればなるほど、勝つために買うカード枚数は減っていく。単色6枚で3点、7枚で4点といったコスパいいものを予約し合って、そこに向けて必要なものだけを一直線で集めていくのが基本戦術で、それをお互いどの程度妨害し合うのかといった展開が多い印象。


貴族は大事なの?

勝者のゲーム終了時貴族獲得枚数(修正しました!
2人戦0.87枚
3人戦0.92枚
4人戦0.84枚

これ、1人あたりの貴族枚数ではなくて、全体の獲得枚数かな?
自分の英語力ではよくわからなかったけど、昨日の宝石会では7時間やって、自分が参加した宅で貴族に出番があったのは2回だけ。貴族は高貴なニートみたいなものだから、早々宝石商なんかのとこにきてくれないよ!


腕前別のデータ
1600点以上…0.7枚(3人戦だと0.5枚、4人戦だと0.5枚)
1800点以上…0.6枚(3人戦だと0.6枚、4人戦だと0.1枚)
2000点以上…0.2枚((3人戦と4人戦のデータはなし)


強き者どもは貴族なんてほとんど見てないよ、というデータ。とはいえ、一騎打ちだとグダグダになって貴族をおさえた方が勝ちって展開もあるから、バカにしてると痛い目にあわされる。

いったい何ターンで終わるの?


平均終了ターン数
2人戦27.31ターン
3人戦26.49ターン
4人戦25.52ターン


「人数が増えるほど大技が決まりやすくなって、サクサク終わるよ」という意訳でいいかな?
例えば、25ターンであがるときの内訳の目安は、
・予約4-5回
・購入5-6回
・2枚取り3-5回
・3種類取り11回程度

といった感じ。これはホント大雑把な目安だけど、購入回数が少なければ、たくさんのトークンや金貨が手元に入って、それで高得点カードが買えるよ、という認識でいいかと。

先手後手の有利不利は?

全体の2人戦の先手勝率49.7%
3人戦の勝率 1番手32%、2番手32.2%、3番手35.7%
4人戦の勝率 1番手26%、2番手23%、3番手26.4%、4番手24.1%

腕前による先手後手の勝率変化
1600点以上 先手勝率45.7%
1800点以上 先手勝率43.2%


直観に反するデータで最初目を疑ったけど、実は一騎打ちだと基本的に後手が有利なんだ。
例えば、先手が黒6枚で3点があるのをいいことに、黒2枚取りで入ると、後手は黒6枚3点を予約で妨害。こうされると、先手の黒2枚に使うアテがないと動きがまわらなくなる。仮に使い道があっても、後手側に黒を渡すと、相手に3点いずれ持っていかれてしまう。
逆に、2枚取りではなく予約から入ると、後手側は黒2枚取りでの妨害もある。そこまでしなくても、白青黒→赤緑黒と黒込みで3種類取りを二連続でされるだけでも黒6枚集めるのが途端に厳しくなる(同様に7枚4点も邪魔されるともっときつくなる)。
要するに、先手の主張に対して後手には「相手の邪魔をする」「別の道を行く」という選択肢があるのに対し、先手は最初に主張した内容を貫きとおすしか選択肢がないこともあるといった構造的な差がある。
このあたりが、ウデマエが上がるにつれ、後手が勝ちやすくなるといったところ。でもまあ先手がドブンとまわって押し切ることも多々あるから、お祈りの領域になるかも。

おまけアドバイス
1トップ予約
「場にあるカードが気に入らなかったら、山札の1番上を予約できる」というルールを忘れがちなので注意を。何が引けるかわからないから、勝手に「ガチャ」と呼んでる。
基本的にガチャなんだから、SR(レベル3のこと)目指すのがいいけど、レベル2やレベル1で堅実にいくこともある。どこを目指せばいいか迷ったときにガチャは道を指し占めてくれるいい占いでもあるよ!

2トークン入れ替えや1枚取り
大技決めた方が点になって勝ちやすいから、「10枚集めて大技ドッカーンするゲーム」と強引に認識するのであれば、保有トークンや金貨が9-10枚の時でも、3枚取ったり、金貨とってから不要なものを返す行動は正当化されることが多い。
安い物買うのに集めてきたものを吐き出すくらいなら、自分にとって最上級の10枚に揃えなおして高級なものを買ってしまおうということですな。
直観的には一手損だけど、獲得する点数で見たら得することが多いから、「あと1-2枚で高得点が買える」のであれば、ガマンガマン。





コメント

re-giant
2017年8月30日12:19

面白いデータですね。まだ1回しか勝ったことないですけど、これで次は勝てるかもしれない……!(甘い)

>貴族は大事なの?

原文読んだところ「number of noble tiles claimed by winners at end game」とあるので、たぶん「1位プレイヤー(=Winner)の獲得した貴族の枚数」ではないかと思われました。

ロボ猫ふらみー
2017年8月30日12:33

re-giantさん
原文まで解読していただきありがとうございます!
おっしゃるとおり1位の人がとった枚数だと体感的に納得感もあります。
10枚限界までためてからドッカーンすると爽快感があって、楽しくなります☆

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